「べに花おとめ」に新メンバー加入　台湾出身・ゆずさん「河北の良さ、発信」

2018年06月21日　08:33

　河北町の魅力をアピールするため、昨年5月に結成した、女性3人組ユニット「べに花おとめ」に新メンバーが加入した。台湾出身のゆずさんだ。「河北町の良さを国内外に発信したい」と意気込んでおり、イベントやインターネットを利用した広報活動に励んでいる。

　「べに花おとめ」の結成メンバーだった、中国出身のひろさんが結婚を機に“引退”したため、町観光協会が新メンバーを募集していた。ゆずさんの加入後は、町地域おこし協力隊員のゆうかさん、台湾出身で町観光協会に所属するゆきりさんの3人で活動する。

　ゆずさんは今年5月に着任。イベント出演や紅花の水耕栽培に取り組んでいる。台湾では日本の洋服ブランド店の店長などを務め、ゆきりさんとも面識があった。その縁もあり、メンバーの採用試験を受けたという。

　「小さい頃から日本のドラマやアニメが好きだった」と語るゆずさん。ＮＨＫ連続テレビ小説「おしん」などを見ていたことから、山形にはなじみがあり、雪深いイメージがあったが、河北町のことは知らなかったという。

　現在は同町に暮らし、冷たい肉そばがお気に入り。すでに同町での生活を満喫している。「紅染めの和服のきれいさにびっくりした。黄色や赤やオレンジと多彩な色に染められる」と、同町の文化にも感銘を受けた様子。「もっと山形に人が来るように頑張る」と意気込みを語っていた。

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