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空き家をリノベーション、新天地を上山に 渡部さん夫妻が26日に飲食店オープン

2018年09月23日 12:26
築90年の空き家をリノベーションし、武家屋敷通りに飲食店をオープンする渡部裕城さん(右)と佐喜さん=上山市
築90年の空き家をリノベーションし、武家屋敷通りに飲食店をオープンする渡部裕城さん(右)と佐喜さん=上山市
 上山市の武家屋敷通りに、築90年の木造平屋の空き家をリノベーションした「厩戸(うまやど)―umayado―ご飯と喫茶」が26日にオープンする。埼玉県飯能市から移住した渡部裕城(ゆうき)さん(39)=長井市出身=と佐喜(さき)さん(32)夫妻が、肉や卵、魚などの動物性食品を使わない「玄米菜食」の健康的な料理を提供する。2人は「市民にも観光客にも愛される店にしたい」と夢を膨らませる。

 2人は2015年から飯能市で店を開いていたが、結婚を機に裕城さんの古里・山形への移住と移転を決意。佐喜さんの「自然の見える中で食事を提供したい」との夢をかなえようと、県内各地を巡り候補地を探した。その中で昨秋、上山市から上山城近くの武家屋敷通りにある空き家となっている一軒家の紹介を受けた。「敷地内に畑があり、観光客も多く訪れる場所」という環境と、市側の理解や支援もあり、「この地ならやっていける」と新天地を上山に選んだ。

 今年5月からリノベーションを開始。床や天井に上山市産の木材を利用、店のイメージに合う古道具を自ら探し求めるなどし、約4カ月かけて古さと新しさが共存する空間を作り上げた。テーブル席と和室があり、20人ぐらいが食事を楽しめる広さになった。

 店は穀物や野菜、豆類中心の自然と調和した食事を取る「マクロビオティック」を理念に掲げる。メニューは玄米を発酵させて栄養価を高くした酵素玄米に一汁三菜を並べる週替わりのお膳(税込み1200円)や、天然酵母パンとスープのセット、酵素玄米のカレーなどがあり、旬の野菜や地元食材を使う。季節に合わせたスイーツやドリンクも提供し、パーティーや会議などでの貸し切りも予定している。

 上山市は空き家対策に力を入れており、市建設課は「市の空き家バンク制度を利用して移住し、店を開くのは初のケース。街中ににぎわいを創出してほしい」と期待も大きい。2人は「健康食というと敷居が高く見えるかもしれないが、気軽に足を運んで味わってもらい、市民の方々に食生活を見直すきっかけにしてもらえれば。市外の人にも上山に来て良かったと思われるような場所に育てていきたい」と話している。

◆メモ
 営業は午前11時~午後5時で月、火曜定休。問い合わせは023(609)9206。ホームページはhttps://umayado-jp.com

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