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お客さんは“収穫助っ人” 天童でサクランボツアー始まる、観光モデル2年目

2019年06月18日 10:34
首都圏の観光客がサクランボの収穫を楽しみながら、果樹園の人手不足にも一役買っている=天童市
 首都圏の観光客を対象にした「さくらんぼ農業体験ツアー」が17日、天童市内で始まった。摘み取りを楽しんでもらいながら、農繁期の人手不足を解消するという農観連携の取り組みで、事業に関わる山形・上山・天童三市連携観光地域づくり推進協議会(会長・佐藤孝弘山形市長)は、新しい滞在型観光のモデルとして広めていく。

 2年目の事業で、ツアーは天童市観光果樹園連絡協議会(森谷仙一郎会長)と阪急交通社(大阪市)がタイアップしている。参加者は日曜から金曜の5泊6日の日程で天童温泉に滞在し、うち4日間は市内農園でサクランボ収穫を手伝う。

 基本的に昼食や休憩込みの1日9時間の労働で、水曜は終日フリーで、最終日は半日のみ働く。協議会が作業報酬の代わりに宿泊料を負担し、旅行代金は3万円弱からと格安にしている。退職して時間に余裕のある中高年層の参加が多いという。

 今年は6、7月の4週にわたって実施予定で、初回のこの日は50~70代の20人が参加。受け入れ先の農園は7軒で、このうち王将果樹園(矢萩美智社長)では6人が佐藤錦のもぎ取りを行った。

 参加者からは「無心になれる」といった声が聞かれ、東京都新宿区の主婦松沢友子さん(55)は「高級品でめったに味わえないサクランボに触れることができて満足。苦にならない」と笑顔を見せた。矢萩社長は「果樹の収穫は機械化が難しく人手がいるので助かる。今年の参加者の3分の1はリピーターだ」と話していた。

 ツアー実現の橋渡し役となった山形・上山・天童三市連携観光地域づくり推進協議会事務局の青木哲志さんは「ツアーは新しい切り口の観光商品になると手応えを感じている。ビジネスモデルとして広めたい」と自信をのぞかせた。今後は天童だけではなく、山形、上山での農作業体験ツアーも検討している。

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