感謝閉店セール、30日終了 大沼旧山形本店、最大95%引き

2020/9/19 09:04
今月30日に終了する大沼の感謝閉店セール=山形市七日町1丁目

 破産した百貨店・大沼(山形市)の旧山形本店で開かれている「感謝閉店セール」について、主催する商業コンサルタント「やまき」(東京)は18日、今月30日に終了する方針を明らかにした。陳列棚に並ぶ商品は最大95%引きになり、残り2週間を切って店内は売り尽くし態勢に入った。

 セールはやまきと元従業員有志により、閉店の半年後という異例のタイミングで始まった。元従業員約70人が連日店頭に立ち、買い物客に感謝の気持ちを伝えてきた。現在は売り場を地上1~3階に集約し、婦人服、紳士服、子供服などの衣料品、ファッション小物を中心に販売している。来店客は他店へも流れ、セール中は目に見えて周辺の人通りが増えた。

 終了前最後の週末となる26日は計6回、山形商業高産業調査部(通称・産調ガールズ)生徒により、歴史記録「大沼物語」の発表会がある。最終日の30日は午後6時ごろから閉店セレモニーを開き、元従業員などが来店客に最後のあいさつをする予定という。元山形本店長の道家(どうけ)英之さん(50)は「あっという間の2カ月半だった。終了まで従業員一同、全力でお客さまをおもてなしする」と話す。

 やまきは旧山形本店での百貨店事業再開を目指している。再開は土地と建物の取得が前提といい、土地と建物を所有する実業家の和田有弘(なおひろ)氏(83)と売買交渉を続けている。

 大沼は今年1月に突如、閉店、破産申請した。感謝閉店セールは和田氏から建物を借りた上で、地上1~3階と5階を使い、7月15日にスタート。当初は準備が整い次第、地下1階で食料品も販売する計画だったが、設備の改修が必要なため断念した。

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