古い物再生、一気に解決 県内老舗3店、連携し新サービス

2020/9/19 12:21
着物、布団、たんすのワンストップ再生サービスについて説明する(左から)布施将英専務、石沢友啓社長、井上英俊社長=山形市・ワイビズ

 山形市、山辺町の老舗の呉服店、布団店、家具店が手を組み、19日から古い着物、布団、たんすの再生をワンストップで引き受けるサービス「和~美っくり(わ~びっくり)!」を始める。今まで個別に再生サービスを提供していたが、連携により客側は1回の相談で最大3分野の悩みを解決でき、店は新規顧客開拓の機会が増える。合い言葉は「『捨てる』から『もっと活(い)かす』」だ。

 1647(正保4)年創業の呉服店「布施弥七京染店」(同市)は昨年4月から、古い着物の活用・処分方法を提案する「着物断捨離お手入れ相談」サービスを展開。1907(明治40)年ごろ創業の「石沢布団店」(同町)も今年4月、使わない布団の再生方法を助言するサービス「お布団診察室」を始めた。68(昭和43)年創業の「家具のヤマヒョウ」(同市)は今年1月から古いたんすの再生やリサイズ、処分に応じる「和箪笥(わたんす)診断」を続ける。

 ヤマヒョウの井上英俊社長(46)は「古いたんすに入っていた着物、布団について相談を受けるケースが多かったが、知識がなく対応方法が分からなかった」と振り返る。そこで、市売上増進支援センターY―biz(ワイビズ)の仲介や、布施弥七京染店の布施将英専務(47)と石沢布団店の石沢友啓社長(48)が同級生だった縁で、3店が連携した。

 3店は18日、ワイビズで発表会を開いた。石沢社長は「再生により古い物の活用の幅が広がるのは大きなメリット」とPR。布施専務は「和の価値を理解し、造詣の深い人が増えてくれれば」と話した。

 利用客はいずれか1店を利用すれば、他店も紹介してもらえる。料金は着物の仕立て直し・リメークが要相談、布団仕立て直しが8500円から、たんす再生が18万円から。問い合わせは各店まで。

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