赤い萼にくっきり青い実 山形市野草園

2020/10/19 22:36
星形のがくと中央に青い実を付ける珍しい形状のクサギが姿を見せている=山形市野草園

 山形市の西蔵王高原にある市野草園で珍しい形をしたシソ科の落葉小高木「クサギ」が結実し姿を現した。漢字では臭木と書く。夏に白い花を咲かせ、秋になると葉が変形した萼(がく)が緑色から、つやのある赤い星形になる珍しい変化を遂げる。樹高は4~8メートルもあるが実の大きさは3、4センチほどで小さい。

 星形の萼は忍者の手裏剣のようにも見え、その真ん中に青い実を付ける。これは草木染めに使われ、同園のイベントで染め物体験を行なうときもクサギの実を使うという。

 全国に分布し、南部には葉が長くなる変種もある。漢字の臭木は、葉や枝が傷ついたときに匂いを出すからとされる。それでも山菜として食べたり、乾燥した枝葉を煎じて薬として使った歴史がある。

 同園職員は「秋も深まり園内では色の付いた最後の植物と言える」と話した。

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