知事選、12年ぶり選挙戦 吉村氏が出馬表明、対決構図固まる

2020/10/26 08:07
(右から)吉村美栄子氏、大内理加氏

 吉村美栄子知事(69)=山形市=は25日、同市内で記者会見し、任期満了に伴う知事選(来年1月7日告示、24日投開票)に4選を目指して立候補することを表明した。既に出馬の意思を明らかにしている元県議の大内理加氏(57)=同、自民推薦=との対決の構図が固まり、2009年以来12年ぶりに選挙戦となる見通しとなった。女性同士の一騎打ちとなれば県政史上初。

 吉村氏はパレスグランデールで開いた記者会見で「目の前の新型コロナウイルス対応と経済との両立に向け対策を講じる」と強調。防災・減災、持続可能な社会づくりに取り組む考えも示し「温かい県政、対話重視が私の基本。(12年ぶりの選挙戦は)初心に帰って、正々堂々と政策を掲げて戦いたい」と語った。

 政党推薦は求めない方針だが立憲民主、国民民主、社民の3党県連は支援する考えを明らかにしている。記者会見後に開かれた後援会役員会には、3県連代表が顔をそろえた。

 吉村氏は大江町出身。お茶の水大卒業後、会社勤務を経て行政書士となり、県教育委員や県総合政策審議会委員などを務めた。09年に当時の現職との一騎打ちを制して初当選。13、17年は無投票で当選した。

 一方、大内氏は自民党県連の知事選候補の公募に応じ、3月に県議を辞職。県連は5月の総務会で擁立を決めた。県選出の党衆院議員3人をはじめ、県議会最大会派自民党の全26人が支援。9月に党本部の推薦を得た。公明党県本部も推薦する方向で検討している。

 山形市内に9月上旬、後援会事務所を開設し、県内各地でミニ集会を重ねている。今月22日には公約を発表し、子どもが生まれた世帯への給付金支給、県庁の山形市中心部への移転などを掲げた。大内氏は現職の出馬表明に「覚悟の上だ。ここで県政の方向を変えなければ山形の発展は遅れてしまう」と語った。

 他に出馬の動きはない。前回知事選で現職を自主的に支援した共産党県委員会は、吉村氏と政策協議し今回の対応を決めることにしている。

【近年の知事選】

1989年10月 ◎板垣清一郎(無) 毛利健治(無)

 93年2月 ◎高橋和雄(無) 土田正剛(無) 降矢敬義(無) 毛利健治(無) 榎本和平(無)

 97年1月 ◎高橋和雄(無) 井上龍男(共)

2001年1月 ◎高橋和雄(無) 鈴木輝男(無)

 05年1月 ◎斎藤弘(無) 高橋和雄(無) 本間和也(無)

 09年1月 ◎吉村美栄子(無) 斎藤弘(無)

 13年1月 ◎吉村美栄子(無)=無投票

 17年1月 ◎吉村美栄子(無)=無投票

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