山形南、粘闘V2 全日本高校バレー県代表決定戦・男子

2020/10/26 10:22
〈男子決勝・山形南―山形中央〉2連覇を決めて喜びを爆発させる山南の選手たち=山形市総合スポーツセンター

 バレーボールの全日本高校選手権県代表決定戦は25日、山形市総合スポーツセンターで男女の決勝が行われ、男子は山形南が2年連続12度目、女子は米沢中央が2年ぶり10度目の優勝を決めた。

 男子の山南は山形中央と対戦した。第1、第2セットは競り合う展開となったが、山南は伊藤駿希らアタッカー陣の勝負どころの連続得点でものにした。第3セットを落とし、第4セットは先行を許しながらも粘り強いレシーブと強打で盛り返し、3―1で勝利した。

 女子の決勝は前回と同じ米中央―山形商の顔合わせとなった。第1セットは取りつ、取られつでもつれる中、米中央の2年生主将亀井美子やエース佐藤吉野が要所でスパイクを決めた。第2、第3セットはセンター攻撃を交えながら相手を圧倒し、ストレート勝ちを収めた。

 全日本高校選手権は来年1月5日に東京都の東京体育館で開幕し、無観客で行われる。

勝利信じ、3エースへ集球

 村山地区のライバル対決を制し、山形南の全選手がコート上で力強く拳を突き上げた。相手の強打を粘り強く拾い、小俣幸二監督が「トリプルエース」と呼ぶ3人にボールを集めるスタイルを徹底した。その一角の主将木村悠佑は「(劣勢でも)強い気持ちを持ち、鼓舞しながら戦えた」と語り、同校として2005年以来の2連覇を喜んだ。

 2セットを先取しながら、「勝ちを意識して(主力の)動きが硬くなった」(小俣監督)と第3セットを大差で落とした。第4セットも立ち上がりで先行を許すも、粘りのレシーブと思い切りのいいスパイクで反撃に出た。全員でつないだ球は、サイドの伊藤駿希と菅原啓、オポジット(セッター対角)の伊藤へトス。伊藤は「やることをやればいけると思った」と得点を重ね、振り切った。

 前回大会で10年ぶりの頂点をつかんだが、残った主力は伊藤のみ。年明けの県新人大会は準決勝で敗れ、小俣監督は「力がなく、なかなかチーム力が上がらなかった」と振り返る。1年生菅原の入部が一つの転換点だった。身長191センチの高さが加わり、チームの血流がよみがえった。

 昨年の全国大会は初戦で優勝校と当たり、ストレート負け。木村は「ベスト8を目指し、要所のプレーを大事にしたい」と決意を口にした。

〈女子決勝・米沢中央―山形商〉米中央の亀井美子がスパイクを決め、29―27で第1セットを取る

女子・米沢中央、2年生主将奮闘で2年ぶりV

 米沢中央は雪辱に燃えていた。前回大会、フルセットまでもつれた決勝で山形商に敗れ4連覇を逃した。3年生の主力がいる中、2年生で主将を担った亀井美子は「負けた後にやってきたことを全てコートで出せた」と胸を張った。高さとパワーの攻撃で完勝した。

 メンバーの主軸は世代別日本代表の3年佐藤吉野だが、「一番リーダーシップが強い」(石田和也監督)と、亀井に白羽の矢が立った。新型コロナウイルスの影響で練習ができない時期もあり、本人は「結果を残さなければいけない責任があり、苦しい1年間だった」とも。前回大会の映像を何度も見返して闘志を呼び起こした。

 第1セットは石田監督の予想通り「競り合い」になった。一度は先行したものの、17―17の場面からはシーソーの展開。その中で見せた勝負強さこそが去年との違い。成長の証だった。亀井の力強いサービスエースで流れを呼び込むと、佐藤吉が打点の高いスパイクで打ち抜いた。立ち上がりを29―27でものにすると、第2セット以降は大きく突き放した。

 2年ぶりの優勝。亀井にとっては初めて味わう歓喜だ。「一安心したが、通過点です」。もう一皮抜けた姿で全国に臨む。

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