明倫中生の「飛翔」願い 新庄・来春の閉校記念、書家・金沢さんが揮毫

2020/10/30 11:48
金沢翔子さんが揮毫した「飛翔」=新庄市・明倫中

 来春閉校する新庄市明倫中(柿崎正起校長、230人)で29日、ダウン症の書家金沢翔子さん、母・泰子さんを迎えた記念事業が行われた。未来に羽ばたく生徒たちに向けて、翔子さんが力強い筆致で「飛翔」の文字を揮毫(きごう)した。

 翔子さんは畳1畳ほどの大きさの紙2枚を前に「上手に書けるかな」と笑顔で場を和ませた後、ゆっくりと精神を集中させた。一筆ずつ心を込めて「飛」「翔」の文字を迷いなくしたためた。翔子さんのパフォーマンスを囲んで見詰めた生徒や保護者が出来栄えに感心していた。

 続いて、泰子さんが講演した。翔子さんの書が多くの人の心を揺さぶる点について、「(翔子は)人をうらやんだり、比べたりすることがなく常に幸せ。人に喜んでもらいたい一心で書いているから」と語った上で「だめな子なんて一人もいない。生きてさえいれば絶望はない」と強調した。

 31日に閉校記念式典を行う同校は来春、沼田、北辰両小と統合し、義務教育学校(小中一貫校)の「明倫学園」となる。翔子さんが新校名を揮毫した書が同校に贈られた。

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